タイトルで誰のブログかわかっちゃった人には「そろそろハバネロおにぎり奢りたいで賞」を贈りたいレベルで感謝しているテディベア🧸です。
半年に1回くらい更新される
重たいシリーズですね。
本音ブログ✨
コロナ禍のモヤモヤを言語化したのが始まりですが、私にとっては自分の思考を整理するいい機会となっております。
ねぇタイトル見ました!?テディ3年生ですって!!(今に始まったことじゃねぇだろ)
とあるAIU生の成長記録として楽しんでいただければ幸いです。
★シリーズバックナンバーはこちら★
3年生のAIUライフ
キャンパスに来られなかった1年生。
制限されたキャンパスライフだった2年生。
待った甲斐があったね。
最高の3年生だったよ。
ルームシェア、留学生受け入れ再開、対面授業。
思い描いていたAIUがやっと実現しました。
昼休みにみんなでおにぎり食べて
授業終わりにバイト詰め込んで
バイト終わりに飲み会誘われて
ミーティング終わりにすのや行って
真夜中にカラオケ行って
朝から海行って
22時のラーメンはおいしくて
「スケジュールを空白にする」というスケジュールを作らないと何かが舞い込んできてしまうような、密度濃い目な一学期でした。
AILAとかGCとかいろんな改革しようとしているけど、結局のところこの環境下で育まれる人間関係こそ一番の財産だったな~なんて学生目線で思ったり。パンフレットじゃ伝わらないから広め隊として伝えたいところ。
朝5時から行った秋田の海
留学へのありがたみ
キャンパスに行けないと嘆いていた2年前の自分に伝えたい。
未来のあなたはアメリカで
楽しく留学しているよ。
先行きの見えなかった2020年から見ると、今の状況はこれ以上ないくらい最高だと思います。
コロナによる渡航制限、経済面、手続き面、AIUは義務だから感覚がバグるけど、現地留学を実現させる背景にはいろんなサポートや恵まれた環境が必要なんだと実感しました。
「今しかできないことだから。」
そんな気持ちであれもこれも手を出したくなります。休むことを忘れないようにというのがここ最近一番気を付けていることです。
サンディエゴの夕焼け
アメリカに来て
感じる日本の遅れ
常識が非常識、非常識が常識。
まさにその通り。
違う環境に身を置いてみると
いろんなことが見えてきます。
①英語教育
やっぱり英語は強い。英語が話せたら英語圏以外の人とも話せるし、会話から学ぶこともたくさんあります。
せっかく日本は義務教育に英語を取り入れているのに、英語の可能性を活かしきれていない人はどれくらいいるんでしょうか。
これは私が漠然と感じていることだけど、「英語が話せてすごいね」と思われる国はだんだん減ってきている気がします。英語は話せて当たり前。使えて当たり前。
それと同時に忘れちゃいけない当たり前は「私たちはネイティブではない」ということです。
アメリカに来てみて、非ネイティブだからって避けたりもあがめたりもせず、単に友達として接してくれる人が(現地生含め)とても多いことに気づきました。私の英語に対する自信なんて向こうは知ったこっちゃないのね。
英検やTOEFLの点数が人を測ってしまう世の中ですが、「自分の英語力を最大限使うスキル」にもスポットが当たるといいのにななんて感じます。
②多様性への寛容:人種
今の日本で、「英語が話せないハーフをばかにする人」「その人の見た目で日本語を使えないだろうと決めつける人」はどれくらいいるのでしょうか。
人種的な見た目とその人の中身をもろに関連付けようとする人がやっぱり日本はまだ多いと思います。悪気なく無意識に起こる差別が減ったらいいのにな。
③多様性への寛容:
セクシュアリティ
授業終わりにクラスメイトとおしゃべりした時のこと。
『あ、僕今からボーイフレンドと遊んでくるから。』
((へぇ~!こんな出会ってそこそこの、どこの馬の骨ともわからない留学生🧸に、サラッと自分のパートナーが同性であることを公言するんだね!!))
この子だけじゃなく、他にも何人かサラッと公言したクラスメイトがいました。もちろん私が知らないだけで公言していない人もいると思うけどね。
「カミングアウト」という概念なんかないみたいに、話題として教えてくれる。
こういう環境だと当事者の人は過ごしやすいだろうし、当事者以外の人も無意識に誰かを傷つける可能性が減るからいいなと個人的には思います。
カリフォルニアでは同性婚が認められています。すごく幸せそうにしている同性カップルを見ると、誰に何の得があって日本はぐずぐずしているんだろうと思ってしまう。
日本が私の故郷であることは間違いないし大好きだけど、良くも悪くも「伝統」に価値がある国なのかもしれないですね。
伝統があるって素晴らしいことだよ。でも伝統の価値はどこにあるんでしょうか。文化?長さ?
長く続いていること自体に価値を置いているとして、それは果たして愛されているから続いているんでしょうか、変えるのが怖くて続いているんでしょうか。
「伝統」がさびれた足かせになって時代から取り残されかけているのでは、そんな風に感じました。
日本だけに目を向けていると取り残されていることにすら気付けないのかもしれないね。留学するといろんなことが見えてきます。自分にとっての大きな学びであり、時に残酷ですね。
お昼のキャンパスと新しい友達
選択肢の話
高校を卒業した後の進路って何が「普通」なんだろうか。
純度100%ミソカツ県民のテディベアにとっては、日本の大学を4年で卒業することが「普通」でした。
私が受験生の時はAIUが自分にとって一番だと思ってたし、それは今でも間違いなかったと思う。
でもね。
設備やシステム的に見て、今留学している大学はAIUよりも学習環境が整っているとやっぱり感じてしまう。学習スペースがたくさんある、各教室の電子機器も完璧、どの先生の授業も本当におもしろい。etc...
正直ここでずっと学べるFreshmanのクラスメイトが羨ましいです。
今ホームステイしている先には他にも日本人留学生がいます。
アメリカの大学に正規生として在学している人、途中で大学を変えて単位変換している人、大学院で学んでキャリアに捧げようと思っている人、いろんな人がいます。22で学業を終えられるかなんて考えてない。そんな生き方もあったんだなぁ~と。
私はここでAIUやAIUを選んだ自分を否定したいわけじゃないよ。でもひとつ日本の外まで目を向けると、自分が想像していた以上の選択肢と素晴らしい世界が広がっていたんだなって、留学してみて気づかされました。
一段ときれいな夜のキャンパス
お金の話
サンディエゴには素晴らしい環境が広がっている!と知ったとて、その背景にあるお金の問題は切り離せないですよね。
公式サイトによると、
San Diego State Universityの授業料は
カリフォルニア州民なら
8,136ドル(約100万円)
カリフォルニア外からなら
20,016ドル(約2500万円)
だそうです。(州立大学なので出身地域によって変わる)
ちなみにこれはアメリカの大学では安い方らしい。
こっちに来ていろんな人に出会いました。
車があってUberやLyftで小遣い稼ぎをできる人、大きな家を持っていて退職してもホストファミリーとして収入を得られる人、6人兄弟でも高い学費を払って大学に通える人。
地元だからこの大学を選んだ人、海外大学に行きたくてここを選んだ人。
その一方で、駅の隅っこで暮らす
ホームレス。
みんな同じサンディエゴで
暮らしているんだよ。
この地域で暮らすいろんな層の人を見ていると、結局世の中経済力ないとどうしようもないんだろうなーなんて漠然と感じたり。
『大学には行かないとまともな職に就けないのさ。』なんてセリフを聞いて、教育と経済の切り離せない関係性を実感したり。
こうして留学できている自分はものすごく恵まれた環境にいるし、そのありがたみを忘れてはいけないなと改めて感じました。だから一瞬たりとも無駄にはしたくないんだなぁ。
あこがれのオオタニサン
将来の話
大学3年生ともなると就職の話が嫌でも耳に入ってきます。
私はずっと日本語教員か英語教師として働きたいと考えていて、今その答えを探しているところです。今は収入の安定性的に英語教師に傾いているけどどうなるかなぁ。
English Villageに関わったり、留学先で日本語クラスのアシスタントをしたり、とりあえず自分の興味があるものに飛び込んでみて自分の気持ちや将来と向き合おうというところです。
やりたいことでお金を十分に稼ぐって難しいんだろうな。
私の周りのキラッキラしたAIU生は
「やりたいこと>収入」
でベンチャーに飛び込むイメージですが。
... 今えっ?って思いましたか?
AIUは大企業に就職させるのが売りでしょうって。
大学から怒られそうなこと言うけど、私個人の意見としてはAIUの教育って矛盾していると思う。
「英語を駆使して大企業に就職できる人材を育成すること」がAIUが表向きに推していきたいところ。
たしかに有名企業に就職している
先輩方はたくさん。
でもね、この環境でディスカッションやら
プレゼンやらしつつ授業を受けていると、
AIU生は「批判的思考を持った人材」に
なるんですね。
長期的に見たらこういう人材が企業に必要なのかもしれないけど、結局のところAIUは4~5年かけて「組織の一部として動くのが苦手な人」を育ててしまっているような気がします。
大学は卒業させて就職させて満足かもしれないけど、苦労するのはAIU生です。
こんな桃源郷みたいな環境で学んでしまった私は社会に放り出された時どうなるんだろうか。
漠然と不安を覚える時があります。
どんな働き方をするにせよ、自分の仕事にやりがいを見出せるような人でありたいなと思います。テディベアの未来が明るいものでありますように!🍀
バカでかい大学のジム
願いが叶うなら。
大学に喧嘩売った状態でこのブログを締めるわけにはいかない!!(笑)
せっかくなので同じ見出しにしてみました。
「キャンパスで学ぶ」という
1年生の願いも、
「現地留学する」という
2年生の願いも、
どっちも叶えることができました。
本当にありがとうございます。
正直なところ、今の私に他力本願するしか
ないような願いはありません。
今の環境は最高だもん。願いは自分の力で
叶えにいくものに変わりました。
願いが叶うなら。
常に「やりたいこと」を抱えた人でありたい。
学問でもスポーツでもバイトでも
何でもいいんだけどね。
プラスのモチベーションで時間を使いたいし、「やらないといけないこと」がひとつでも「やりたいこと」だと思えるような、
そんなマインドセットの人間でいたいなというのが今の私の願いです。
テディは元気です。
ありがとうございました。
3年生になってみると思考が複雑になってくるもんですね。
投稿したい日時に執筆が間に合わなかったために生まれた幻の書きかけバージョンを見た人はどれくらいいたのでしょうか。真の広め隊Loverで賞をお贈りします。
4年生は何してるか見当もつきませんね。ちょうど留学を終えてAIUにカムバックしている頃だな。
楽しい毎日を過ごしていますように!
テディベア🧸
P.S. 留学を広め隊も見てね!
Instagram:ryugaku_hirometai17th
アメリカで書いてるよって伝え隊。
Comments